「ブランカとアカネネパパの100日戦争」 2/3



 


6/9
 白血球数2400に減少しているが、これは想定内。赤血球Htも副作用下でありながら33%と改善。来週は4回目の抗がん剤投与が出来るだろう。検診台の上でブランカ足をパタパタと落ち着かない。いつもは無いことでちょっと気になる。



6/10
 朝、起きたらブランカびっこを引いている。2ケ月以上無かったことです。ガーンと目の前が暗くなる。昨日病院で、院長から少し腫れが大きくなっていると言われていたのだが、今触ってみたら少しどころではなく一晩で丸太のように大きく腫れあがってしまっている。朝ごはんも、今まで無かったことだが、食べない。あの食いしん坊のブランカが食べない。ウンチもしない。びっこの様子も前の時よりも痛々しい。

 昨日に引き続き急遽病院に行く。腫れの様子からは細胞の活動が活発化しているようで、他の転移箇所もあまり状況が良くない様子。1週間待たずに、3日後にも白血球数が改善していたら次の抗がん剤投与をすることにしました。どうしても食べない時は、まずは体力確保なので、菓子パンのようなものでも、場合によってはプリンなどでも可とのこと。今日の通院の帰りは菓子パンを少々。うん、食欲は無い様だが、菓子パンは食べるようだ。


 <この日から、ブランカの調子は日を追うごとに悪化していきました。>


 この日は、前日までは美味しそうに食べていたウエットフードや手作りご飯も全然食べません。炒めたチキンと豚バラ肉が沢山入ったドライフード混じりのお好み焼きを作って、ようやく食べてくれたのもつかの間、翌日にはそれもだめ。1回は炒めたチキンと豚バラ肉だけの豪華な食事にして(混ぜ物なし)食べましたが、次にはそれもダメ。

 翌々日からは肉を炒めたり焼いたりしても全然食べず、チーや幸丸だけが「何で! 何で? あいつだけあんなに美味しそうなのも!?」ということで、ブランカの多くの食べ残しは彼らのフードに。結局食欲減退が進む中、本来なら犬には与えてならないフードの方に毎日、シフトダウンせざるを得なくなりました。


 肉・ドライフード混じりのお好み焼 → 炒めた肉だけ → 菓子パン、一部のジャーキー → 変化をもたせた菓子パン、チーズ・プリン・甘いドリンク飲料、人間用の市販の味付けチキンなど、人間のように濃い味のものでしか食欲が刺激できなくなりました。


「在りし日のブランカ」05
おやつを待つ表情がとても可愛かった。
b0201756_19501074.jpg




6/13
 ウンチもこれで4日でない。食べるものも、もう菓子パンも食べない、人間用の肉もダメ、かろうじてチーズと一部のジャーキーくらいしか食べられない。
 もう最後のつもりで、お医者さんの往診をお願いする。女性2人のお医者さんと看護師さんなので華やいだ雰囲気があるのか、チーちゃんや幸丸も興味津々、病院の診察台の上とは違って、単に我が家には珍しいお客さんと思っているのか、嬉しそうにはしゃぐ。その雰囲気を感じてかブランカもベッドから立ち上がって出てくる。いろいろ生活上のアドバイスを頂き、ウンチも肛門からひねり出すようにして取り出してもらった。ウンチもそう硬くないので、4日出なくてもそうは深刻ではないようだ。


 この雰囲気が刺激になったのか、もう全然食べないと思っていたブランカが、夕方には人間用のフライドチキンやトンカツを少し食べてくれた。卵焼きも少し食べてくれた。


 この日から、ブランカ用の食事は、毎日夕方スーパーで、人間用の惣菜(フライドチキン、焼き鳥、ハム・卵・カツサンドなど)を、前日食べてくれたものを中心に買うようになりました。時には味が無いだろうと思うソーメンも美味しそうに食べることもありました。買ったものの多くは結局は、ブランカのお腹に入るより、お裾分けとして、家族やチーや幸丸のご飯になったのですが。


6/17
 6/15、16はほとんど食べなかったので、もう諦めかけたのですが、16の夜になって、アカネネパパが遅い夕食をとろうとすると、例によってチーと幸丸が何かもらおうとわさわさしだすと、「私も参加するわ」とばかりにベットから起き出し2匹と並ぶ。まさかと思って、チキン加工品やお気に入りのジャーキーを与えるとパクパク食べる。涙が出そうなくらい嬉しい。


 朝起きたら、台所の隅にウンチがあった。うわー、ブランカがここまで歩いてきてウンチをしていったんだ。トイレの認識は無くても、やはりウンチはおしっこは部屋の隅っこのほうでしなければならないと思っているんですね。歩くのがつらそうに見えるのに6mも7mもよく頑張って歩いたね。ウンチの形もしっかりしていた。

 食べないと思ってあきらめかけると、何があったのかと思うほど食欲を見せることもある(とは言え、少量なのですが)。時々でも食べていれば短期間には弱らないので、また生活上のアドバイスをもらうべく往診をしてもらう。他の犬の手術後の直後だったにもかかわらず、無理をして往診してくれた。

 補助食品や、食べそうなジャーキーについて、薬の飲ませ方、最低限与えるべき薬などアドバイスもらう。 この日も少し食べてくれた。少しでも食べてくれるとやはり嬉しい、アカネネパパの体調も一瞬良くなるように感じる。


6/18 
 この日の朝は珍しく食欲があって、1週間ぶりくらいに菓子パンを食べてくれた。菓子パンを食べてくれると、薬が包みやすく与えるのが極めて容易です。この日は朝のうちに必要な薬を全部与えられた。


 しかし昼からはずっと食欲が無く、寝たっきりでつらそう。それでも晩にチーや幸丸に久しぶりにガムでもやろうといつものようにプラスチックの袋をカサカサさせると、条件反射のようにむくっと起き上がり輪に参加してくる。えー、食べてくれるのと思って、いろいろなフードを与えるが、全く食べません。
 音に反応していつものように列には並んだけれど、食べられる状態ではなかったようです。食欲が無くてもおやつの時間になるといつもの習慣で反応してしまう、愛おしくて悲しくなりました。


 夜8時過ぎ、もう一度トライしようと、試しにミルクを与えたら100ccくらい飲んでくれました。あわせてブランカの夕食用に用意しておいた焼いたプレスビーフを与えたらこれも20~30g食べました。取りあえず良かった。ここ2~3日時々ではあるが普通のミルクを飲んでくれるようになった。少し前には甘い飲料しか飲んでくれなかったのに、それらやプリンは食べずにミルクに戻った。食べ物飲み物の嗜好がちょくちょく変わる。毎日いろいろな種類を用意してトライしなければなりません。


 アカネネパパの自律神経失調→体調悪化は鍼・マッサージの頻度を上げて対応するしかありません。ともかく1日1日が勝負です。今日は久しぶりにようやく床屋へいけました。髪が短くなりすこしスッキリしました。


「在りし日のブランカ」06
b0201756_1950585.jpg




6/19
 朝、いつものように家の外に抱いていっておしっこさせたが、いつものおしっこより大分色が濃い。
毒素が多そうだ。今日は完全寝たきり状態。水を飲ませる時もほとんど自力では体を起こさない。
スポイトで数ccずつ歯の間から流し込み、舌を動かしてくれたら飲んでいるということだ。


 この状態を見るにつけアカネネパパの自律神経はずたずたになっていきました。朝からアカネネパパもまるでブランカの状態が感染したようにベッドで横になっているしかないような体調でした。精神的なものだとは判っているのですが、ブランカの最後が迫っているという状況を受け入れられないのです。
体がまるで嫌々をするようにダダをこねて正常に機能しないのです。


夕方3時半、二人掛りでおしっこさせる。摂れた水分が少なめだったのだが少ししてくれた。


ブランカを見ているのがつらくてアカネネパパはついに多くの時間2階の自室に閉じこもり状態になりました。TV、PCに向かっていても何も手につかない。水をやるときだけ居間に下りる。1回に30~40ccを小まめに飲ませる。つらい。


 6時アカネネパパ夕食。食欲が無く毎日スーパーの喉越しの良いものばかり食べている。ブランカは全く食べるどころでは無さそうだが、一応多少の期待を込めて昨日と同じビーフを焼き、カツを温めて用意しておく。暫くしてアカネネパパの夕食のパッケージを開ける音に反応してか、ブランカ半身を起こす。

 淡い期待を抱きながら自分の口で噛み千切った肉片を差し出すと、食べてくれたー。2口、3口、これならもう少しいける、急いで薬も用意しカツの衣に包んで与える。成功。この日は肉20~30g、メンチカツ半個。吐くと元も子もないので、30分してから水も与える。夜、ミルク飲んでくれないかなー。


 夜8時半、夜の散歩に行ったワンコのおやつ(ガム)の時間、昨日と同じようにプラスチックの音を聞きつけて体をむくっと起こす。チーと幸丸にはガムを与えて、もしやと思ってブランカにはのしイカ状の柔らかいジャーキをちぎって与える。うわー、食べてくれた、2枚半以上食べた。犬用清涼飲料も50~60cc飲む。ミルクはだめだった。吐かない様に1時間くらい経って、夜9時半過ぎにおしっこに行く。


「在りし日のブランカ」07
体重は20kgで太っているように見えますが実は毛が多いのです。
b0201756_19513042.jpg




6/20
朝10時外におしっこに行く。もう自力で歩くのは無理で、完全にだっこで部屋から10m以上歩くので、アカネネパパの腰に来ている。寝たきりになってまだ短いので体重は落ちていないようで、まだ19kgはあるだろう。重い。沢山おしっこして少しほっとする。


 今日は完全寝たきりで、自力で半身を起こすことも出来ない。自力で半身を起こすと、何か要求があったりすることがわかるのだが、寝たきりでは何の要求もわからない。ただただ時折水やエナジー飲料水をスポイトで与えるしかない。足の腫れからの血のにじみが多い。包帯を替えてもすぐに包帯が赤くなる。何もやってあげられないことが歯がゆい、悔しい、悲しい。


 アカネネパパの夕食の前に例によってブランカのフードを用意してから、ブランカの半身を起こしてやって、肉を食べさせる。食べた。コロッケも食べた。いける、と思ったのもつかの間、4~5口でもう食べなくなった。あとは水だけ。


 アカネネパパの夕食後、もう一度トライしようと違うフードを用意していたら、期待のこもった目でみているなと思っていたら、なんと! 寝たままでシッポをパタパタと振っている。これまでに初めて見る光景です。これは食べるなと期待してフードを持って駆けつけたら、結局何も食べてくれませんでした。「パパがフード用意している」→「美味しい物が食べられる!」→反射的にシッポパタパタ、でも食欲の無さはどうにもならなかった。ミルク少量だけ飲んでくれた。

 夜おしっこに外へ出る。自力では立つことができないので、アカネネパパが立てひざをお腹の下に突っ込んで立つ姿勢を作らせる。腰にくる。すぐにはしなかったが、生えている草の匂いを嗅がせてようやくさせることが出来た。良かった。


「在りし日のブランカ」08
b0201756_19522038.jpg



続く


[PR]
by akanenepapa | 2016-06-23 19:52 | ブランカ


アカネとネネの家に溶け込んだ保護ワンコの日々


by akanenepapa

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリ

全体
幸丸
アカネとチー
幸丸とロッキー
ブランカ
我家のワンコ達
アカネ
ロッキー
千葉わん
チーちゃん
タケル
未分類

以前の記事

2016年 06月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 06月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月

フォロー中のブログ

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

その他のジャンル

ブログパーツ

最新の記事

ブランカとのお別れ
at 2016-06-28 19:12
「ブランカとアカネネパパの1..
at 2016-06-23 20:05
「ブランカとアカネネパパの1..
at 2016-06-23 19:52
「ブランカとアカネネパパの1..
at 2016-06-23 19:37
2016年  謹賀新年  2..
at 2016-01-02 00:05

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧